公益社団法人 秋田県手をつなぐ育成会

わたしたちは、知的障がいのある人たちを支える家族や支援者の会です。

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お知らせ

平成26年度障害者支援事業合同協議会を開催しました。

平成26年11月27日・28日の2日間にわたり、標記合同協議会の研修会を開催しました。この合同協議会は、知的障がいのある人の支援を目的に関係施設と保護者が県内での支援体制について検討・協議する場です。このたびは、本人・保護者の高齢化に伴い、支援の在り方をテーマに研修・研究会を開催しました。 80名を越える参加者でした。

1日目は、厚生労働省障害福祉課から専門官をお招きし、「障害福祉をとりまく動向について」次の資料に基づき最新の情報提供をいただきました。

001 障害者施策の経緯.pdf 002 障害者総合支援法.pdf 003 第4期障害福祉計画.pdf 004 報酬改定.pdf 005 障害児支援の動向.pdf

006 相談支援.pdf 007 就労支援.pdf 008 障害者虐待防止対策.pdf 009 平成27年度概算予算要求.pdf

続いて、看取りやターミナルケアについて先進的な取り組みを行っている高知県の「あじさい園」に秋田県知的障害者福祉協会が先進地視察を行ったので、その概要を次の資料に基づき、報告がありました。

あじさい園 先進地視察.pdf

2日目は、12グループ(5人~6人)で、2つの課題について、自由討議が行われました。

1つ目のテーマは「65歳の壁」 65歳からは、介護保険優先の原則で本人の状態を勘案した上で、市町村の裁量により、障害福祉サービスから介護保険に移行し、サービス量の減少、利用料の増など不合理な状態が生じている事例に基づき話し合いが行われました。 意見として①地域によりサービスに違いが生じないように国主導で指導してほしい。②本人の選択を優先してほしい。③市町村協議会の場で、委員となっている保護者代表や施設代表から問題提起するべきである。などの意見がでました。

2つ目は「障害者グループホームで感染症で退去を求められた事例」、ノロウイルス感染症で嚥下障害により肺炎を併発し重症科し入院、医師から夜間を含め、本人の症状を管理するよう求められたが、看護師等医療体制が整っていないため、退去を求められてしまった。この事例をもとにグループホームは「終の住処」になりうるか。とういテーマで話し合いをした。 意見として①秋田県の現状では、医療体制の面で不可能である。②国が示している地域生活拠点構想のような体制ができれば良いが、秋田県では難しいのではないか。③グループホームで医療ケアが必要となれば、対応ができないので、入院あるいは医療ケアのできる老人施設に移るしかない。など活発な意見交換ができました。

010 グループ討議資料.pdf

201411.27-28 合同協議会写真.pdf

2014.12.01